検証

【種牡馬】キングカメハメハ 後継種牡馬考察


第一線を引っ張ってきた種牡馬が一斉に引退したことにより有力馬の後継にも注目が集まっています。
今回はキングカメハメハの後継種牡馬について考察していきます。

ロードカナロア

ロードカナロア
父キングカメハメハ 母レディブロッサム(母父storm cat)
戦績19戦13勝
主な勝鞍 スプリンターズステークス(2012年・2013年)、高松宮記念(2013年) 安田記念(2013年)、香港スプリント(2012年・2013年)
獲得賞金 6億6995万8000円 1710万香港ドル
抹消日 2014年1月14日

血統表

歴代最強スプリンターとの呼び声も高いロードカナロア。初年度産駒からアーモンドアイとステルヴィオと2頭のG1馬を輩出しています。翌年には皐月賞馬サートゥルナーリアを輩出しています。今年もダノンスマッシュがG1を勝っています。毎年G1馬を輩出していますが今年のクラシックでは活躍馬を出せていません。 現在、種牡馬リーディング2位(2021年9月)と好調ですが 活躍馬がやはりスプリントからマイルに偏ってきていますので更なる活躍が期待されます。

ドゥラメンテ

ドゥラメンテ
父キングカメハメハ 母アドマイヤグルーヴ(母父サンデーサイレンス)
戦績9戦5勝
主な勝鞍 皐月賞(2015年)、東京優駿(2015年)
獲得賞金 5億1660万7000円
抹消日 2016年6月29日

血統表

皐月賞、東京優駿を制しているドゥラメンテですが、キングカメハメハの後継として大きく期待されていました。しかし2021年8月31日急性大腸炎にて死亡してしまいます。現在、重賞制覇しているのはタイトルホルダーのみですがまだ数世代残っていますので残りの産駒に期待です。まだドゥラメンテの現役時代ほどの能力を持った産駒は出てきていないと思いますので後継が出てくることを願っています。

ルーラーシップ

ルーラーシップ
父キングカメハメハ 母エアグルーヴ(母父トニービン)
戦績20戦8勝
主な勝鞍 QE2世カップ(2012年)
獲得賞金 5億4976万4000円 798万香港ドル
抹消日 2016年6月29日

血統表

名牝エアグルーヴの子で超良血とも言えるルーラーシップです。現役産駒ではキセキが有名ですが、キセキ以外は一級品が生まれていない印象です。ただ日本では最高クラスの良血ですのでこれからの産駒に期待です。

レイデオロ

レイデオロ
父キングカメハメハ 母ラドラーダ(母父シンボリクリスエス)
戦績17戦7勝
主な勝鞍 東京優駿(2017年)、天皇賞秋(2018年)、ホープフルS(2016年)
獲得賞金 9億2851万700円(海外含む)
抹消日 2019年12月25日

血統表

近年では最も活躍したダービー馬であり古馬になって天皇賞秋を制しています。5歳にはそれほど活躍することができませんでしたが、種牡馬として大きな期待が寄せられています。やはりサンデーサイレンスがはいっていないことが大きいと言われています。また母父ディープインパクトにつければウインドインハーヘアのクロスが発生します。母のクロスは父のクロスよりも爆発力が大きいと言われていますから期待も大きいのでしょう。

まとめ

ドゥラメンテが死亡して、後継種牡馬の争いも目が離せません。
ロードカナロアが後継種牡馬として一歩リードしている印象ですが、レイデオロも控えており一筋縄では行かないと思います。第一線を引っ張ってきた種牡馬が一斉に引退したことで各種牡馬の後継、どの種牡馬が覇権をとるのかも楽しみの一つになっていくと思います。